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名古屋城からエレベーターがなくなる!?

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名古屋がどえらいことになっている!?

金の鯱鋒で有名な名古屋城。昨年末から河村名古屋市長の発案により「400年前の江戸時代の姿で復元」か「時代に合わせたバリアフリー化」かで議論が巻き起こっている。まぁ、お城だしなぁ・・・正直なところ名古屋城のことは良くわからない。そもそも今どうなっているのだろう。4月19日、レゴランドの後、行ってみました。  どえらいこと=大変なこと(大阪弁)

行ってみると、思ったより敷地もお城も大きく立派。外国人観光客もいっぱい。しかもエレベーターがある。5階までは23人乗りがなんと2基。最後の6階7階は階段だが広くて上り下りしやすい。天守閣1階までは外付けエレベーターがある。これを全部壊して木造で階段にするのか!!なんともったいないことをするのだ。どうやら「唱和実測図などの史資料から史実に充実に復元」できそうということで400年前の姿を復元する案らしい。でもB案もC案も、車いすは完全に排除される。

現在はエレベーター付き ⇒ どの案も車いすでは上がれない!

今あるほぼバリアフリーな名古屋城を壊して、504億円かけて400年前の史実に忠実な?木造のお城を建てる!?う~ん・・・急な階段だけにするの?

大昔の階段は手すりなんて無い!?。ほんとに史実に忠実なら、トイレは?梯子もあり?

ちなみに大阪城は1995年の平成の大改修でエレベーターが設置され天守閣の上まで車いすで行けます。観光地であり、いろんな人が楽しめることも重要。古くからの建物であれば仕方ないとも言えますが、バリアフリーな建物をわざわざ多額の税金を使って合理的配慮のない=差別的な建物にするのは反対です。バリアフリー法が改正され、2020年オリンピックパラリンピックを迎えて、古い神社仏閣もどうバリアフリー化するかを全国で考えている時代。名古屋城は1945年太平洋戦争により、焼失、1959年に再建され23人乗りエレベーターが内部に2基もついています。60年前としては相当進んだバリアフリーです。木造にして7階まで急な階段だけにする。障害者や高齢者などが上がれない構造に変える。そこにどんなアピールが込められるのでしょう?ぞっとしませんか?

今の写真 5月7日からは工事のため天守閣には入れなくなります。竣工は2022年12月予定。5階までは2基のエレベーター  6階7階は残念ながら階段。(最上階 7階)結構広い。 やはり天守閣からの眺めは素晴らしい!

この風景は建て替わったら「健常者」だけのものになる・・・。

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