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大阪市が動いた――波型手すりの付け替え

東住吉区役所の波型手すりが、通常の手すりに付け替えられました!

ちゅうぶ通信2015年1月号でも報告しました東住吉区役所正面に設置された波形手すりが、まっすぐな普通の手すりに付け変わりました。2月21日(日)肢体不自由、視覚障害者も入っての現場検証や話合いで、設置主体である大阪市(管轄は市民局)が付け替えを約束し、12月には業者の入札も行われていました。

行政が一度設置した設備を付け替えるのはかなり珍しいことだと思います。当初は3か所(真ん中と左右の端)の内、左右の端だけの付け替えだったのが、全面的に付け替えとなったようです。

波形手すりは人によっては使いやすい面もあります。ただ多くの障害者にはとっても不評で、使えなかったり、怖いと感じる人が多いようです。波形の特性として、上がる時は力が入れやすく、降りる時は支えてもらいやすいというのがあります。ただ基本的には足腰が比較的しっかりして補助的に手すりを使う人を想定しています。下半身に障害があったり、視覚障害の場合は、毎回手すりを持ち変える動作(いったん手すりから手を離す)によって、逆に不安定になるようです。また階段の幅と波形が一致していない場合も多く、混乱することにもなります。使いやすい人もいるが、不特定多数の人が使う場所には、不適切である、と思います。障害者団体の実施した調査でも、実際の手すりが必要な人の8割の人には非常に問題のあることが分かりました。

区役所の正面での設置は、大阪市として「これが新しいバリアフリー設備。これがユニバーサルデザインだ」と宣伝していることになるのでは!?と問題提起をしてきました。多くの人にとっては手すりは有っても無くてもさほど困らないもの。でもこの手すりが無いと階段の昇降が出来ない、危ない人もおられます。そうした人にとっては手すりの形状はとても重要です。また、災害などの緊急時や夜間など手すりは避難時の誘導に役立ちます。こうした時に波形手すりはとても使いにくいものになります。昔は良く車いすの階段昇降では車いすごと担いでいました。こうした時に片手で車いすを持ち、もう片方の手で手すりを使うと腰への負担が軽減されますが、波形だとこの方法は使えません。

なんばハッチの対岸の波形手すりも全面的に付け替え!ここはあまりみんなの知らない場所だろうと思いますが、なんばハッチのあるリバープレイスの対岸(北側)。ここは「波形手すりパラダイス」と呼んで良いくらいいたるところに波形手すりが設置されていました。管轄は大阪市の橋梁課。緩やかなスロープにも波形手すりが設置されていました。障大連から大阪市に問題提起し、現場検証も実施しました。