歴史
ちゅうぶの歴史は大阪でのノーマライゼーションの歩みと重なります。
「施設や親元ではなく、多少の危険を冒しても地域で自立した生活がしたい!」
「人生の主人公は私自身!」
そんな想いを実現するため、1970年代より、重度の脳性まひ者を中心にボランティアを集めて活動をしていました。 当時は、介護や作業所などの制度が無い、バリアフリーという言葉もまだ知られていなかった時代でしたが、ボランティアメンバーとともに、まちに出かけ、電車やバスに乗り、アパート(文化住宅)を借り、障害者の一人暮らしを支援してきました。今までに40人以上の障害者が自立生活に移行しています。
大交流キャンプ
1970年代から26年間、毎年夏に琵琶湖などでキャンプを行ないました。
知的、精神、盲ろうなど様々な障害を持つ人から子ども、役所の人などが参加しました。毎年、初参加の人も多く、100名以上の規模で1泊2日を共に過ごしました。海に一緒に入って,BBQをして、夜遅くまで語り合う…。この時のネットワークは今でも生きています。現在は形を変えての交流や個人旅行が活発です。
毎日集まりたい、仲間を増やしたい。
1984年、“地域の中で集まり、活動を広げる拠点”として、古い民家を改造して中部障害者解放センターがスタート。母体は脳性まひ者の団体である「大阪青い芝の会」。当時、大阪府内を4つの地区に分け、大阪市等を中部地区としました。障害者問題は障害者側の問題ではなく、実は障害を持たない側、社会環境の問題だ、と訴えました。東住吉区民ホールでのオープンイベントには全国から600人が集まりました。
制度は後からやってくる。ダメな制度は変えていく。
ちゅうぶは1984年の法人設立前から障害者の自立に向けて精力的に活動を行ってきました。
- 2015年〜
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法人名を中部障害者解放センターから「ちゅうぶ」へ変更