Home  日々の活動  2018年度第1期 集団ILP5回目♪

2018年度第1期 集団ILP5回目♪

自立生活センター・ナビの小八重です。
ここ最近は、暑かったり、寒くなったりの気候が続いていますね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて、9月11日から始まった2018年度集団ILP「聞く!知る!話すで新発見!?みんなちがって★みんないい」はこれまで4回にわたって開催されました。そして10月9日に無事最終回である第5回目が終了。
今回はその報告をさせていただきたいと思います!

今回はこれまでのILP全体を通しての「振り返り」を行いました!その流れをざっと書き出すと…

1回目★自己紹介シート作成・私たちの権利
2回目★リアルライフ作成
3回目★東さん生活史・障害の捉え方
4回目★内村恵美さん講演

となります。

振り返りでは、これた各回の簡単なおさらいをした後、感想や意見を出し合いました。第一回目の「私たちの権利」では「やりたいこと、言いたいことをはっきり言えるようになりたい」という気持ちを持てたという感想だったり、第三回目の「社会モデル」を振り返った時は、「そういや過去に飲食店で入店拒否を受けたことがあった」という話が新たに出てきたり…。

今回は「振り返り」ではあるんですが、各回をもう少し掘り下げて討論するような形になりました。はじめの方は緊張などもあって、なかなか意見を出すのが難しそうな雰囲気もあったんですが、5回目ともなるとある程度、忌憚のない意見を出し合えるようになっていたかなと個人的には思っています。

例えば、「実はヘルパーさんに指示を出すのが少ししんどかったりします」なんかは、すごくリアルな感じがする意見だなと思いました。

このILPのテーマは「自分の障害と向き合ってみる」ということでした。大きな緊張感の中から始まり、ある時は過去に遡って幼い頃の自分と向き合い、ある時は将来の自分像と向き合ったり…。そして、同様に自身の障害を向き合ってきた先輩障害者の方の苦悩や、そこから自立へ向かう道筋を辿ったり…。今回のILPってすごく壮大なスケールだなぁと思いました。

今後、参加者のIさんとAさんのお二人が「当たり前に意思を伝え、望みどおりの生活を追及できるんだ」という姿勢で、誰に遠慮するでもなく自分の人生を自分でプロデュースしていけるようになれればいいなぁと本当に思いました。参加者のIさん、Aさん本当にお疲れさまでした!

自立生活プログラムとは

多くの障害者は障害があるというだけで、ひとりで買物に行ったり、友達と遊びに行ったり、仕事をするなどのごく当たり前のこと を経験する機会すら失ってきています。障害があることで、制限された生活によって奪われてきた、外出・料理・遊び・金銭 管理など様々な経験を自立生活をしている障害者がリーダーとなり楽しみながら取り戻していくプログラムです。

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