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車いすも視覚障害者も安心できる歩道にしてほしい

歩道と段差の縁石調査

2年ぐらい前から、ちゅうぶでは歩道の段差(縁石)問題に取り組んでいます。ご近所で段差がひどくて危ない箇所は道路の事務所にお願いして改修してもらっていますが、新しい道路でも、段差がひどいところができるので、イタチごっこの状態です。

大阪市の整備基準は2センチが標準

 そもそも、もっと最初から、フラットな歩道に統一できないのか、大阪市と話してきましたが、要綱で「2センチを標準とする」と決めているので、難しいという話から動きませんでした。2センチが大事な理由は、車いすはフラットがいい、だけど、視覚障害者は歩道と車道の境目を分かりやすくするために段差が必要という両方の事情の間をとったものという説明でした。

307か所の段差を調査 視覚障害者も車いすも安心できない現実

なんとか、改善したい。そこで、まず、どれだけ危ないのか実態を調べようと、市内8地域307か所の歩道の段差を調べました。その結果は、以下に掲載していますが、2つのことがわかりました。

 1つ目は、2センチ標準となっているのに、もっとも多いのが、1センチ(28.7%)、次に多いのが1.5センチ(26.7%)でした。そして、全体の42.7%が段差1センチ以下でした。これでは視覚障害者にとっては危険なのではないかということです。

 2つ目は、車いすにとって危険な2.5センチ以上ある段差が全体の14.7%もあり、車いす障害者にとっては、かなり危険な状態であるということです。

新しい基準を検討してほしい!

今の大阪市の段差は、視覚障害者にとっても、車いす障害者にとっても、安心な歩道とは言い難い現実です。このばらつきは、新しく工事が行われた道路も同じ傾向がみられますので、まさに、だれもが安心できる新しい道路の整備基準を作ってほしいと思っています。

 国は、2002年のガイドラインの改定によって、2センチは標準だけど、視覚障害者がわかるのなら、2センチ以下の段差にしてもよいと基準が変わっています。

この動きを受けて、全国各地で様々な歩道が工夫されています。2センチ標準で思考を止めるのでなく、大阪市にも改善を目指して、検討を始めてほしいです。

視覚障害者と 車いす障害者 両方の当事者が一緒に検討していきたい!

障害の種別を超えて、話し合うことが大事です。2センチを残して、車いすにやさしい構造は考えられないのか、近隣の都道府県の道路はどうなっているのだろうか、歩道と車道の違いがわかりやすくするための材質(足の裏の触感)はどうなのだろう。調べてみたいことがたくさんあります。

ちゅうぶは、地メンジャー部隊を中心に引き続き粘り強く取り組みを進めていきます。

【検討の視点:歩道の段差の立ち上がりの形状】

段差を2センチ確保することを前提としても、車いすにとって、段差の立ち上がりが直角なのか、傾斜がついているのかでかなり衝撃が異なります。

兵庫県や神戸市は傾斜がついており、かつ、点字ブロックがセットで整備されています。

大阪市の段差は、地面から直角に立ち上がっており、車いすの前車輪があたったときに衝撃が大きいです。一番下の図は、せめて、少しでも傾斜をつけたらだいぶん良いのでないかと考えた一例です。

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