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行って来ました❗インディペンデントリビングを見に‼️ぜーったい見る価値あり‼️ | NPO法人ちゅうぶ(旧 中部障害者解放センター) 行って来ました❗インディペンデントリビングを見に‼️ぜーったい見る価値あり‼️ | NPO法人ちゅうぶ(旧 中部障害者解放センター)
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行って来ました❗インディペンデントリビングを見に‼️ぜーったい見る価値あり‼️

うん、やっぱり障害者の自立生活運動は、きっと生きにくい人たちを巻き込んで、価値観をかえ、人生をかえ、社会を変えていく可能性があるんだ!そう、確信させてくれた映画でした。

 知ってる人が出演してるし、ちゅうぶと同じような自立取り組みをしているから、目新しいこともなく、そんなに面白くないのではと、正直あまり期待せずに行きました。
 しかし、期待は見事に裏切られたのでした。面白くて、グイグイ引きずられてしまいました。私は、渕上さんが、15年間寝たきりで引きこもっていたことや、夢宙センターの平下社長も親から力を奪われて、施設に入れられたことなど、初めて知った事が多かったのです。

 しゃべれるやつだけがIL運動で中心メンバーになったらいいだけじゃなくて、置き去りにされている人たちをどう一緒に考えるかというのが課題やと、夢宙センターの社長の言葉は、今も胸に残っています。

 実は、12月の障大連セミナーの分科会で、夢宙センターやムーブメントやリアライズの自立取り組みの報告を聞いて、えっ肢体不自由の障害者だけじゃなかったのとびっくりしたのでした。それが、この映画を見て、具体的なやり取りを知ることができて、本当に肢体不自由だけじゃなくて知的障害者や重度の重複障害者の自立取り組みをやっているんだと感動したのです。
 
 ちゅうぶでも、昨年気管切開をして人工呼吸器と胃ろうを手土産に帰ってきたS級のこだわりをもつ小名さん、言葉がでなくて目や表情で意思表示し、昨年秋に自立生活を始めた重度心身障害と言われるAくんがいます。
 小名さんは命に即関わると言うのに、痰の吸引を拒否したり、浴室で自分でシャワーをかけさせろと怒って物を投げつけたり、寒くなるのに長袖を拒否したりと、元気な時と同じようにこだわりを見せてくれています。極めつけは、切開して挿入されている管を無理やり引っこ抜いて、救急車のお世話になったこと。しかも2回も。彼女が病院から戻ってくるために、職員総出で、喀痰吸引の資格をとり、24時間1分たりとも介護に穴をあけないようにしていると言うのにです。けれどそんな小名さんに、時々ガツンと怒るけど、あの手この手で粘り強く笑い飛ばしながら関わり、小名さんがやりたいことを何とかして実現していこうとする職員を見ていると本当に素敵だなといつも思います。

 一方でヘルパーが足りない、募集しても集まらないという介護者不足の問題があります。
 でも、これを解決するためには、ただ単に労働条件を良くするだけでは、解決できない気がします。もちろん、福祉業界全体の給料の低さや、休みが取りにくいことや泊まりの仕事があるなど、しんどいと思われる要素は確かにあります。また、今の働き手不足で、有効求人倍率が低い中、わざわざ給料が安くてしんどい仕事を選ぶ人が少なくなっています。この傾向は、福祉業界だけではありません。そしたらどうやってヘルパーを増やすのか?

 この映画を見て、そして、舞台挨拶にきていた玉木さんの言葉から、気付いた事がありました。マジョリティと言われる人たちも、健常者と言われてる人たちも、決して生きやすい訳じゃなく、必死ではみ出ないように、時々自分には生きてる価値なんかないんじゃないかと言う思いを抱えながら生きてるひとが結構いると言う事。自立生活センターの運動が、障害者の自立を取り組むだけではなく、結果的に、健常者もそこで居場所をみつけ、変わっていき、生きる意味を見出だす事ができれば、こんな素敵な事はありません。この映画に出ていた平下さんや渕上さんや三井さんたちは、健常者を単なる介護者と位置付けるのではなく、共に生きる仲間として自立を進める良き相棒として関わっているのが画面から伝わってきて、とてもほっとさせられました。

 映画「道草」の時にも感じたけれど、「知的障害」や何々障害と、パターン化して障害者をみるのではなく、Aさん、Bさんと言うようにその人をわかろうとすること、どういう生活がよいのか一緒に考えてくれる人を増やすことが自立生活運動なのだと改めて感じました。そして、これは決して入所施設ではできないこと!どんなに良い施設でも絶対にできないこと!

 また、夢宙センターの平下さんやムーブメントの渕上さんたちからは、障害者を絶対自立させるぞと言うような強い意志が感じられ、その意思を団体全体で共有し、進めていこうとしているのがとてもよくわかりました。これは、自分が、どん底で生きたからこそ、心の底からあふれでてくる熱い想いなんだと思いました。

うん、やっぱり障害者の自立生活運動は、きっと生きにくい人たちを巻き込んで、価値観をかえ、人生をかえ、社会を変えていく可能性があるんだ!やってて良かった!これからも続けるぞ!

皆さんも是非是非見に行ってください!

最後に、川崎さんの歌と声が、すごく好きです。すっかりファンになりました!ライブがあれば、行きたいです。

ナビ 西川

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