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輝く2020年へ

ナビの中尾です。
先日、博多で行われたJILセミナーに行ってきました。全国のCILからの参加があり、3日間の講義は学生時代のようでした。

インクルーシブって何だろう、パラレルレポートとは?と、障害にまつわる各テーマについての講義とグループワークがあり、長時間でも中だるみしない、あっという間の時間でした。

なかでも印象に残ったのが、「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」ということばです。
たとえば、“女性は雑用するもの”と直接誰かから言われたり、周りからの無言の圧力を感じたりします。
親世代、世間の考え方が、自分でも気づかない無意識のうちに浸み込んでいて、そのように行動してしまったり、その考え方に合わないものを非難したり排除してしまうことがあります。

普段は周りに合わせよう、合わせようとしているので、違和感を感じるスイッチを自分で切っているところがありますが、大阪を離れて日常から切り離されていることと、グループワークで様々な立場の方からの意見を聞くことで、自分の中にあるちょっとした違和感を感じ取りやすくなり、長い間ずっと囚われてきていること、それが無自覚・無意識であることにゾッとしました。

これを回避するには・・・、ひたすら意識的でいるしかありません。
自分の中に湧いた、小さな「あれ?」という気持ちを放っておかないこと。
完全・完璧にはいきませんが、ひとつずつ拾い上げていくしかないなと思いました。

セミナーでは講義だけでなく、「輝く女性障害者」の表彰式もありました。
輝いてる人ってどんな人でしょう。

いつも笑顔の人、
自分の意見をしっかり持っている人、
人は生まれたらそれだけで輝く存在、等々。

これらはグループワークで出てきたみんなの意見です。
もちろん私も、その場で感じた「輝く」の定義を言ったのですが、
今思うと納得いくものではなく・・・。

この年末年始に、私の思う「輝く」を、日常から離れ、考えてみたいと思います。

今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。

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