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突然の車いす生活①

こんにちは。自立生活センター・ナビの中尾です。実は半年前に不慮の事故?により左足を骨折し、約2か月間の車いす生活を送りました。今は元気に歩いています。「歩けなくても車いすがあるよ」というのは障害者や高齢者でないと、なかなか思いつけないところではあります。もし自転車と同じような感覚で車いすを使うようになったなら、また社会の在り様も変わってくるのではないかなと思いました。車いす生活中につけていたメモをちらっと公開してみます。

<当日:障害?発生>

出勤後の9時過ぎに左足首をひねり、異変を感じる。その場には誰もいなかった。午前中は受付担当で、電話と来客対応のために12時まで待機しておかないといけなかったが、だんだん腫れてくる足に気持ちが耐えられなくなり、受付を放り出して通院した。

捻挫だろうと思って行った整形外科で、骨折を宣言され問答無用でギプスをはめられる。え、お風呂どうするの?そもそも私どうなるの?とプチパニックに陥り、帰りはタクシー呼びますか?という問いにさえ答えられない。ちょっと時間をもらって落ち着いて、自転車を漕いできた400m程の道のりを松葉杖とともにタクシーでナビに戻り、変わり果てた姿で大注目を浴びる。今後何度も当時の状況の説明をすることになるが、回数を重ねるごとに話術が磨かれるのか?笑いがとれるようになる(特に望んではいない)。

この日は最寄り駅まで松葉杖で試しに歩いてみるという余力もなく、タクシー配車アプリ「GO」を使って帰宅。めちゃくちゃ便利、すぐ来てくれる。タクシーの運転手さんがとても良い人で、私の今日がどれほど大変な1日だったかの話に共感してくれ、骨折体験談の情報提供もしてくれた。相談員に向いてると思った。ただ一つ悲しかったのは「ナビ-自宅間」の運賃を初めて知ったこと。タクシー通勤を6週間続けるのは絶対にムリだと悟る。

明日は雨予報が出ていたことと、なにより心が折れたことからお休みをもらった。

(つづく)

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