- お知らせ
- 2023.02.22 (水)
- [ 差別ゼロ社会 ]
DPI&国土交通省の意見交換会に参加しました!
1月17日(火)、19日(木)に行われたDPIと国土交通省バリアフリー政策課との交通まちづくり課題についての協議に障大連交通部会のメンバーで参加させてもらいました。参加は、障大連中村さん、あるる永谷さん、宇治田さん、ちゅうぶ石田、堀です。2日間の日程のうち大阪に関係が深い内容の19日のみ参加しました。
バリアフリー政策課が調整の上、関係各局各課の担当官が入れ代わり立ち代わり説明に来てくださいました。
特に大阪から力を入れて発言したのがニ階建てコンビニの問題です。まず、あるるの永谷さんから、「イートインコーナーや一部売り場、ATMやバリアフリートイレが2階に配置されているコンビニが大阪ですでに30店舗確認されている。エレベーターが無く、障害者は2階に行けない。外出のときに、コンビニのトイレを頼りにしている実態があり、とても厳しい。こんなコンビニがこれ以上増えないように働きかけてほしい。」と強く訴えました。
また、DPI佐藤事務局長さんからは、業界団体と障害者団体の意見交換できる場の設定を要望しました。 国交省住宅局からは、「大手コンビニ業者3社に事情を聞いた。狭隘店舗に限り2階建てにしているが、増やすつもりはないと聞いた。この件については、大阪府からも話を聞いている。勉強したい。業界団体との意見交換はいいことだと思うので、相談する」と前向きなコメントを得ることができました。
ちゅうぶ石田からは、「USJがアトラクションやライドに障害者が利用するときに、不当な条件をつけて利用できない実態があること(例えば、ジョーズの船に乗船するときに、船はバリアフリーでハード的には車椅子で充分楽しめる構造にあるにも関わらず、避難が必要な時に歩く必要があります。100m歩けますかと車椅子ユーザーに聞く。歩けないと言うと乗れない等)、大阪市に言っているが解決しない、障害者の利用制限は2025万博の悪い手本になるのでないか、共に楽しめるように考えてほしい」と要望しました。
国土交通省住宅局からは、「ハードの構造は国交省だが、パビリオンの運営については経産省となる。仮に、国で差別解消法の相談に応じるとしたら経産省となる。こちらからは、経産省にも情報共有をしている」と話をいただきました。
ちゅうぶ堀からは、バリカー(車止め)について、府営公園のハートフルゲートの社会実験について府と協議を行い取り組んでいること、河川などの実態 (淀川河川敷にもPゲートがある)などでも対策をお願いしたいと申し上げた。また、電車とホームの歩道の段差の解消について、バリアフリー料金を活用し促進するようにしてほしいこと、無人駅のガイドラインを踏まえ、無人駅等の拡大を検討する際に障害者団体と協議するように指導してほしい旨を要望しました。また、万博を展望し、ターミナル駅のエレベーターの籠の大きさやドアの構造(袖なし、片袖、ドア幅など)を見直ししてほしい旨を訴えました。 協議が終わってから、池袋界隈をウロウロし、2階建てコンビニをリサーチしました。短時間でしたが2店舗発見。東京のコンビニは狭くて、入口も入りにくい。障害者に優しくありませんでした。 (文責:堀)
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