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差別解消申し立て ~車椅子席の販売制限は不当な差別的扱い?!~

 青おにの森園さん、杉原さんが大阪セレッソに対して2月に差別解消の申し立てをしました。
2月7日のJリーグ開幕戦で、車椅子席がすぐに売り切れてしまったことについて、車椅子席だけを不当に制限して販売したのであれば、障害のある者が観戦の機会を故意に制限された差別的な取り扱いに当たるのでないかという申立てでした。

差別解消申し立ての一部紹介

(杉原大地さん)
私は筋ジストロフィーにより車椅子を利用しています。筋力の低下により、手も不自由です。
2026年2月7日のJリーグ開幕戦を観戦するため、一般発売開始時刻にチケット購入を試みましたが、手が不自由でパソコンの操作に手間取っている間に、車椅子席は完売してしまい、購入することができませんでした。あっという間でした。一方で、同時刻において一般席は多数残っていて、何でこんなに差があるのだろうと悔しかったです。
車椅子席が極端に少ない数で販売されていたのであれば、障害のある者だけが観戦の機会を故意に制限されたということになります。これは、車椅子席でなければ観戦できない者に対して、つまり、車椅子であることで不当に利用を制限した差別的な取り扱いだと思います。
バリアフリー設備である車椅子席は、他の健常者と同様に観戦する機会を保障するために作られている設備ですので、その利用を故意に制限することは、今後しないでいただきたい。

(森園 宙さん)
私は脳性麻痺により車椅子を利用しています。僕は、2026年2月7日のガンバ対セレッソの開幕戦は絶対に見たかったので、チケット発売日には、家族に頼み込んで、家族総出で、チケットを取る努力をしました。おかげで私のチケットは取れましたが、作業所の他のメンバーは取れなかったそうです。本当は、友達も一緒に行きたかったのにとても残念でした。
バリアフリーの設備は、障害者が健常者と同じように参加できるように作られている施設だと思いますので、その利用を制限したり、安心して使えない状態にしたりすることは、障害者がみんなと同じように観戦することをできなくすることだと思います。
今回、車椅子席を全部開放しないで、制限して売ったために車椅子席だけ異常な競争になったのは、不当に利用を制限した差別的な扱いだと感じました。一般の席は当日ですら余っていて半額で売っていました。

セレッソが約束してくれました、車椅子席の販売制限はしません!

セレッソの方と対話
差別解消の申し立てを受けて、東住吉区の基幹センターとして堀がセレッソ大阪の担当の方と話をしました。

良かれと思って、配慮した販売でした
セレッソの担当の方からは、車椅子席の販売メインスタジアム側約40席、バックスタンド側約40席がサイトラインが確保された席ですが、今回は、そのうちメインスタジアム側の40席に限って販売しました。
バックスタンド側にはエレベーターがなく、メインスタンド側にあるエレベーターから迂回して移動することが必要で負担を強いることになるという点、そして、車椅子席1席につき駐車場を1台分確保すべきというJリーグが大事にしてきたことを守れないという点から、バックスタンド側の席を売らないという判断をしたというお話がありました。それは障害者を配慮してのことだったというご説明でした。

エレベーターが遠い、駐車場が確保できないことを明らかにして販売してほしい
試合を見たいという障害者本人にとっては、迂回であっても見たいという想いを持つ人は多いでしょうし、それでしんどいからやめるのかどうかは、本人が決めればいいことなので、ぜひ、不利な点を販売時に明記してでも売ってほしいとお話をしました。
また、駐車場についても、メトロなどバリアフリーの公共交通機関が便利であるという都市部特性も考慮して、頑なな運用にはならないようにとお願いをしました。

環境の整備について引き続き努力いただけるという力強いお答え
セレッソ大阪さんからは、「これからは車椅子席の販売を制限することはしません」
また、「環境の整備については引き続き努力します」とおっしゃってくださり、とても力強く感じました。

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