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個別ILP ~Aさんの場合~

みなさん、こんにちは。自立生活センター・ナビの山下です。
新型コロナウイルスの影響でマスクを付ける機会が増え、今年の夏は、例年以上に暑いと感じると思いますが、こまめに水分補給などをして暑さ対策していきましょう。

さて、今回は、山下が担当させてもらっているAさんの自立生活プログラム(ILP)について報告したいと思います。

Aさんは20歳。現在は、ちゅうぶのグループホーム・リオに入居されています。
<お互いのことを知ろう・相手に自分の気持ちを伝えよう>というプログラムを5月から始めています。障害のこと、学生時代のこと、いろいろな感情を表す、これからやってみたいことなど山下と一緒に話をしてきました。
プログラムを重ねていくうちに「カフェに行ってコーヒーを飲みたい。」という希望がAさんから挙がったので、ナビの障害当事者や青おに(生活介護)のスタッフを誘って天王寺のカフェに行き、アニメの話や女性のタイプの話で盛り上がりました。カフェを出た後は、靴を買いに行きました。

【Aさんの感想】
カフェに行くための予定を決めたり、人を誘うことも初めてだったので、誘う時は、日にちと時間を間違えたらダメなのでドキドキしました。カフェの店員さんが僕に話しかけずに、ヘルパーに話かけるということがあって、それには、気づいていたけど「僕に話かけてほしい。」と言うことが出来ませんでした。今度は、言えるようにしたいです。楽しい話が出来たので良かったし、靴も買えて良かったです。

今回のILPを通して、初めて経験したことや、気づきがあったと思います。これからも、いろんなことにチャレンジして、新しい発見をしてほしいと思いました。

自立生活プログラム(ILP)とは?
多くの障害者は障害があるというだけで、ひとりで買い物に行ったり、友達と遊びに行ったり、仕事をするなどのごく当たり前のことを経験する機会すら失ってきています。障害があることで、制限された生活によって奪われてきた、外出・料理・遊び・金銭管理など様々な経験を自立生活している障害者がリーダーとなり楽しみながら経験を取り戻していくプログラムです。

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