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最新のバリアフリー!  ~パロマ瑞穂スタジアム~

 4月19日(日)、名古屋市にあるパロマ瑞穂スタジアムへ行ってきました。スタジアムは今年9月のアジア競技大会・アジアパラ競技大会に向け、建て替えられた陸上競技場です。計画段階から障害当事者が参画し、障害のある人にも配慮された施設です。この日がこけら落としで、Jリーグの名古屋グランパス対アビスパ福岡の試合を観戦しました。
 来場のきっかけは、愛知県重度障害者団体連絡協議会の企画「車椅子席300席をみんなで埋め尽くそう!」でした。

観戦チケットの購入

 チケットの購入方法は、一般席と車いす席で違いがありました。まず、Jリーグの購入サイトを見ると、車いす席は専用ダイヤルのみでの受付とされていました。
 その後、電話以外の購入方法が本当にないのか気になり、グランパスのサイトそこで、チケットぴあのサイトでも購入できることが分かったのですが、介助者の席は電話で購入する必要がありました。

会場までのアクセス

 会場へは市営地下鉄、市営バスでアクセスできます。最寄り駅は3つあり、私たちは瑞穂運動場東駅を利用しました。
 駅構内の案内表示はとても分かりやすかったです。エレベーターは11名乗りで、車いすが2台同時に乗れないので移動に時間がかかりました。
 また試合後は混雑していたので、さらに時間がかかりました。もう一つの最寄り駅、瑞穂運動場西駅ではアジア大会に向け、エレベーターが増設されるそうです。
 駅から会場までの歩道の段差は2センチ以下でしたが、マウントアップの傾斜がきつい場所がありました。

入退場

 入場はバックスタンド側、退場はメインスタンド側からしました。ゲートは3階にあるのですが、バックスタンド側には幅6〜7mの(ゆる)やかなスロープがあり、健常者も車いすも同じルートで入場できました。
 また、メインスタンド側のルートには、階段のそばに30名用のエレベーターが設置されていました。袖なしタイプなので乗り降りしやすかったです。入場したら、開放感にびっくりしました。

設備

 バリアフリートイレは2階・4階にそれぞれ4室、3階には18室もあり、十分な広さが確保されていました。介護ベッドが設置されている部屋も複数あり、サイズは150cmでした。室内の設備は、ドアの表示や配置図で外から確認できるようになっていました。
 カームダウンルームもあって、ベビールームや着替えブースにも、車椅子で入れる場所がありました。案内板にはふりがなが振られていました。売店はカウンターが低くて、車いすでも使いやすかったです。バックスタンドの喫煙所は、車いすでは使えませんでした。

観戦席

 総座席数は30,070席で、ヤンマースタジアムより少ないものの、通路などが広くゆとりがありました。車いす席は303席あり、全体の1%を超えています(バリアフリー法の義務基準は0.5%以上)。
 スタンド1段目の上部を一周するように車いすエリアが配置されていて、サイトラインも十分に確保されていました。しかし、各ブロックに4区画あるものの、中央に柱があるため、横並びで観戦できるのは2台ずつでした。
 また、観戦エリアが3階にしかないため、他の階も選べたら、観戦の幅が広がると思いました。

新幹線での出来事

 名古屋までは新幹線で行きました。自由席の切符で乗車しましたが、自由席には車いすスペースがないため、実際にはデッキでの乗車となりました。
 車いすユーザーに負担を強いる、配慮に欠けた扱いだと思いました。改札に11:50頃に行き、11:57発への乗車を希望しましたが、連絡が間に合わないとのことで、2本あとの12:15発の列車を案内されました。
 また、走行中、デッキに置かれていたスーツケースが転がってきて、危なかったです。さすがJR!


 今回、パロマ瑞穂スタジアムに行って、車いす席やバリアフリートイレの数、通路の広さなどが、これからのスタジアムの標準になってほしいと思いました。
 それ以外にも、カームダウンルームがあり、ベビールームや着替えブースにも車いすで入れたところが素敵だと感じました。
(文責:杉原・渡海)

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