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須磨で海レク!ビーチマット!

こんにちは○赤おにの辻谷・濱田です。

「ウェルカムビーチマット!グッバイPゲート!」っていうことで
今年も通所の全体イベントで須磨の海に行ってきました。
今年は須磨ユニバーサルビーチプロジェクトとボランティアの方々の協力もあって例年よりスムーズに海水浴を楽しむことができました。53人で夏の須磨をエンジョイしました。
今回の海レクでのバリアフリー状況や課題を簡単にまとめたいと思います。

○日本初のビーチマットとヒッポキャンプ
須磨ユニバーサルビーチプロジェクトの協力のもと、波打ち際まで車いすでいくことができるビーチマットを使わせて頂きました。また、水陸両用の車いす「ヒッポキャンプ」も貸して頂きました。マットがあると電動車いすでも楽に波打ち際まで行けました。ヒッポキャンプも車いすのまま海に入ることができ、非常に役立ちました。

○公衆シャワー場に変化が!
今年の5月ごろまでは須磨のシャワー場は入り口に段差があり、足元がグレーチングになっていました。車いすのままシャワー場を利用することは困難でした。差別解消法が施行されたこともあって、ちゅうぶから神戸の団体にも声をかけてシャワー場の問題点を検証し、神戸市に訴えていきました。その成果で7月にはシャワー場に板が敷かれて段差も解消し、バリアフリーになっていました。水にぬれても問題のないヒッポキャンプやシャワーチェアも活用しながらシャワーを利用できました。

○海を遠くするPゲートにはNOを!

海に入る前にいくつもPゲートがあります。Pゲートがあることで多くの車いすの人が通れません。Pゲートを避けるには大きく迂回する必要があります。このため、当日だけでもPゲートを外してくれませんか?と神戸市に伝えましたが無理でした。Pゲートがあっても普通に自転車は通っていました。Pゲートはなくしていきたいですね。

○更衣室はDIY?
海に入るためには着替えをするので更衣室が必要です。複数人の介護者で着替えることやベッドに移乗することも考えると広めのスペースが必要です。しかし、現状はそういったスペースはありません。例年通り、近くの松林で許可を申請し、スタッフが早朝からテントとブルーシートを組み合わせた更衣室を作りました。かなりの人手と労力が必要になります。

☆まとめ
今年はビーチマットとヒッポキャンプによって海水浴をスムーズにおこなうことができました。今までは手動車いすに移乗し、波打ち際まで車いすを押していました。これはかなり大変です。これからもビーチマットやヒッポキャンプが須磨の海だけではなくていろいろな海に広まっていくといいですね。須磨ユニバーサルビーチプロジェクトのチームでは既にビーチマットの出張もおこなっているようです。シャワー場に関しては段差がなくなり、バリアフリー化しているので車いすの人はもちろん、車いす以外の人も安全に利用することができていたと思います。
課題として残るのは、Pゲートが邪魔になっている点と更衣室がない点です。ちゅうぶではさまざまなPゲートの調査をし、問題視していっていますが、撤去までの道のりはなかなか険しいです。なんばの新戎橋のPゲートを例にあげると、PゲートがIゲートになるまでは対応してくれましたが、撤去まではいきませんでした。更衣室に関しては、車いすの人が着替えをするためには必要です。更衣室がないので松林を借りましたが、借りるための手続きも非常に面倒でした。今のままでは着替える場所がなく、Pゲートもあるので特に車いすの人にとっては海水浴を気軽に楽しめる状況ではありません。これからもPゲートをなくして欲しいということ、更衣室を設置して欲しいということを引き続き訴えていこうと思います。

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