2018年度第1期 集団ILP3回目♪
自立生活センター・ナビの小坪です
ナビで実施していた集団自立生活プログラム「聞く!知る!話すで新発見!?みんなちがって★みんないい」今回は3回目(9月25日)の報告をします
・東佳実「生活史ミニ講演会」
・障害の捉え方
・障害の個人モデルと社会モデル
・自立生活センターが考える「自立」
というテーマで話をしました
ミニ講演会―講演内容抜粋
東さんの障害は捻曲性骨異形成症。
小・中学校は普通学校に通う。高校は支援学校、高校2年生で自立生活センターに実習に行き興味を持つ。
その後、大学へ進学、卒業後就職(現在に至る)というのが大まかな略歴。
幼少期、日中 はリハビリのため南大阪療育園で入園・通園。4歳のときに首を真っ直ぐするための手術、5歳の ときにアキレス腱を伸ばす手術をした。小学生時代に背中の手術をした時に手術の失敗があり脊髄損傷になった。脊髄損傷に なった事で様々な葛藤もあったが様々な経験をする中で少しずつ障害と向き合い障害受容が出来てきたと思う。
小坪の生活史を通して考える障害の個人モデルと社会モデル―講演内容抜粋
障害がある「自分がダメなんだ」、 障害は「克服すべきもの」と教え込まれた幼少期・小学生時代。歩く事を維持するために「リハビリ中心の生活」をするのではなく生活を「楽しみたいと思い歩く事を諦め車いすを使い出す。その後、色んな経験をして障害受容していくが社会モデルの考え方に出会うのはちゅうぶで働き出してから。障害を「治す」ではなく「社会を変える」
自立生活センターが考える自立とは
一般的には「身辺自立」や「金銭的自立」だけが「自立」と言われるが、出来ないことは介護者の手を借りて生活を組み立てるのも自立のひとつの形。
介護者に丸投げするのではなく「自己選択・自己決定」自分で決めたことに「責任を持つ」ことが大切という考え方。
今回のプログラ ムで上記の3点を話しました。
何が印象に残ったかを聞くと障害を「治す」ではなく「社会を変える」という考え方。
個人モデルで考えた場合
自分が「努力して階段を上る」
しかし
社会モデルの考え方は、
障害者が自分で階段を上れるようにならなくてもエレベーターがあれば移動できるという話が印象に残ったと話してくれました。
大切なポイントを理解してもらえて良かったです。今回のプログラムを通して今後もたくさんの新しい発見をしてほしいと思いました。
自立生活プログラムとは
多くの障害者は障害があるというだけで、ひとりで買物に行ったり、友達と遊びに行ったり、仕事をするなどのごく当たり前のこと を経験する機会すら失ってきています。障害があることで、制限された生活によって奪われてきた、外出・料理・遊び・金銭 管理など様々な経験を自立生活をしている障害者がリーダーとなり楽しみながら取り戻していくプログラムです。
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