Home  日々の活動  南光さん今までありがとうございました。

南光さん今までありがとうございました。

自立生活センター・ナビの小坪です。
この前、2020年が始まったと思えばもう3月です。
1月は「行く」2月は「逃げる」3月は「去る」とはよく言ったものですね。
月日が過ぎるのが恐ろしく早いです!

さて、ちゅうぶの機関紙でもお知らせしましたが、南光龍平さんが、2月11日にお亡くなりになりました。Facebookでの報告が遅くなりましたが掲載したいと思います。

南光さんの訃報を聞いたのは、ちゅうぶ35周年企画の会場に向かう電車の中でした。
前日には35周年企画の前夜祭があり、司会者だった僕は南光さんに締めの挨拶をお願いしました。その時は今までの「ちゅうぶの歴史」を既に亡くなられた 障害者の名前を挙げながら語られていまし た。障害者が「当たり前に地域で生きていく事ができる社会」を作っていきたい!と力強くあいさつされていました。

南光さんが亡くなったなんて、お通夜と告別式が終わった今でも、実感がなく信じられません。
僕がちゅうぶに入ったのが2000年。 南光さんがナビを退職されたのが2012年。
南光さんがナビを退職されるまでの12年間、ナビで自立生活プログラムや 相談対応、ナビゲーションの取材、編集、 時には作業補助など、たくさんの活動や業務を一緒に進めてきました。
南光さんと日ごろから関わりが多かったこともあり、南光さんの言語障害を正確に聞き取ることは早い段階から出来ていたと自画自賛しております。南光さんもお前は「言語障害通訳者」やなぁと言い、言語障害がなかなか聞き取れない人がいた時は「通訳頼むわ」とよく言われたものです。笑

ナビを退職され、ちゅうぶの生活介護(赤おに)に通所するようになってからは「障害が重度化したからもうしんどい」という南光さんに対して小坪のほうから「もっと●●してください」とお願いすることのほうが多くなっていました。
その度に「お前怖くなったな」と言いつつ、最後には「頑張ってみるわ」とい う返事。
この会話を何度も交わした気がします。

南光さんはピア・カウンセリングや自立生活プログラム、相談活動など障害当事者だからこそできる事に特にお力を尽くされてきました。

これからもちゅうぶとしても、個人としても南光さんの遺志を受け継ぎ色んなことに取り組んでいきたいと思います。

まだ時期は決まっておりませんが、改めて南光さんを偲ぶ会を開催したいと思います。
また日程が決まりましたらお知らせしますので是非ご参加頂けたら幸いです。

公共財団法人JKA 補助事業完了のお知らせ CYCLE JKA Social Action